義之的にはせっかくのクリパだから、1人より誰かと一緒に回るほうが面白いと考えたようだ
そんなマイペース口調の義之に近づく由夢と近づきすぎてびっくりする義之
由夢は義之と行きたいのを遠まわしに伝えた結果、なぜか誤解されてしまう
そんなわけで、

由夢:「だから、違うっていってるでしょ!
私、まだ兄さんに断ってないです」
キレられちゃいましたwそして、由夢は義之と回る約束をする
約束をしたはしたで、
由夢:「ちなみに、誤解しないでよね
私はさびし~い兄さんに妹として付き合ってあげるだけなんだからね」
ツンデレ~練習も大分良くなったと誉めた後、休憩にする一同
小恋のセキを心配する茜
フラフラ出て行った義之は、午前中由夢とクリパを一緒に過ごす(回る)

ロシアンたこ焼き(8個入り)に1口で大当たりする由夢w

気が付けば13時を回っており、急いで人形劇のスタンバイをしに由夢と別れる義之

そして教室に戻った義之は、小恋が倒れて代役がいないという大ピンチを知らされる
一方で、まゆきは行動が不自然な音姫をイジる

まゆき:「ちょっと~、生徒会長~!!」
音姫:「ほぇっ?!」
まゆき:「この忙しい時にどこ行こうってのよ」
音姫:「えっと~、それは・・・
ほらっ、校内の見回りよ、見回り」
まゆき:「とか何とかいっちゃって」

音姫:「えへへ~、
あっ、でもちょっと疲れたわよね
あそこで一休みしていこうか~」
まゆき:「
やっぱりね」
そのあそこの様子がおかしいと思う2人
廊下で叫ぶ男子生徒の声が・・・
よ、義之??他方で、中止も視野に入ってきた中、いろいろ他の策を考えるも、ヒロイン不在はそうとう大きいダメージのようだ
沢井が外の生徒に中止を呼びかけようとドアを開けた瞬間、入ろうとしていた音姫とまゆきが入って倒れる

それを見て義之は、小恋代役に音姫を起用する考えを思いつく
本番、満員御礼の垂れ幕が出そうな3-3の教室の裏で、シャルル役に急きょ入ることになった音姫は緊張しまくり
そんなドキドキする胸を義之に伝えようと
音姫:
「・・・ほら、触ってみる?」義之:
「触りませんっ!!」wそんな音姫に人形を使って話しながら、一心同体だろっと義之
開演
ナレーション:
「昔々、とある国ととある村にエトという少年がいました。
孤児院育ちのエトは生まれつき目が見えません。
それでもエトは持ち前の努力と明るさで一生懸命暮らしてきました。
今日もエトはお家のお手伝い。」
シャルル:
「エト~、エト~、どこにいるの?」
ナレーション:
「彼女の名前はシャルル。
目の見えないエトを孤児院から引き取った家の一人娘。
二人はとても仲がよく、本当の兄弟のように育ちました。」

エト:
「シャルル、ここだよ!」
シャルル:
「まぁ、水くみをしていたのね。」
エト:
「うん、おじさんやおばさんにはお世話になっているからね。
少しは役にたたないと。」
シャルル:
「まぁ、そんなこと気にしなくていいのに。
エトは私と同じ家族の一人なのよ。」
エト:
「でもボク、お手伝いしたいんだ。
そうだ、クリスマスまでにはもう少し薪も集めておかないとね。」
シャルル:
「そうか、もうすぐクリスマスね。
ねぇ、エト?」
エト:
「何だいシャルル?」
シャルル:
「エトはクリスマスにサンタさんからもらうプレゼント何がいい?」エト:
「そうだなぁ。
いろいろあるけど、内緒にしておく。」
シャルル:
「どうして?」
エト:
「やっぱり恥ずかしいから。」
シャルル:
「うふふ、教えてよ~
誰にも言わないから。」
エト:
「ダメだよ。
あ、ボクもう行かなきゃ!」
シャルル:
「あ~、エト~!
(残念、こんなことで私サンタクロースになれるかしら?
お父さんやおじいさんのようなりっぱなサンタクロースに。)」
ナレーション:
「実は、シャルルの家はあのサンタクロースの一家だったのです。
でも、そのことは村人はおろか一緒に住んでいるエトにも秘密なのでした。」
シャルル:
「(ううん、きっと大丈夫。
だって、私がエトにプレゼントを渡すんだもの。
エトが欲しい物は何かしら?
欲しい物はなんだってあげたいわ。
だって、私は・・・私はエトが好きなんだから。)」
ナレーション:
「そんなある日、白馬に乗った貴族フレッドがシャルルにプロポーズをするため、村にやってきました。」
(この顔、夢に出てきそう)フレッド:
「よ~、麗しのマドマゼール!」
※ちなみに、『マドマゼール』は仏語であり、『未婚の女性』を示します。シャルル:
「わぁ!」
フレッド:
「シャルールよ、どうかこの愛を受け取って欲しい。
その他の返事はもちろん、Yes or Yes.」
・・・それって、アニメ「ナイトウィザード」のパクリじゃん
ナレーション:
「いくらフレッド伯爵にいい寄られても、シャルルはエトのことが好き。
しかし、そのことがうまく言えません。」
シャルル:
「わ、私はあなたの妻にはなれません。」
フレッド:
「がががが~ん!
なななななに~ゆえ~?」
シャルル:
「私は・・・私はエトのお世話をしなくてはならないからです。」
エト:
「(えっ?シャル~。)」
ナレーション:
「このやり取りを聞いていたエトはショックを受けました。」
エト:
「(そんな、ボクのせいでプロポーズを断るだなんて、ボクは・・・ボクはそんなの嫌だ!
ボクはシャルに幸せになってほしいのに。
あぁサンタさん、どうかシャルが幸せになれますように。
ボクがこれ以上、彼女の重荷になりませんように。)」
ナレーション:
「やがて村は一面雪に覆われ、みんなが待ちに待ったクリスマスです。」
みんな:
「メリークリスマース!
メリークリスマース!」
ナレーション:
「それは、シャルルがサンタクロースの仕事をする初めての夜。」
シャルル:
「この子のプレゼントは大きな熊のぬいぐるみ。
マジョリカ!マジョリカ!
我の願いを聞きたまえ!」
ナレーション:
「シャルルは魔法の呪文を唱えます。
するとどうでしょう、寝ている子供の枕もとに大きな熊のぬいぐるみが現れました。」
シャルル:
「来年もいい子でいてね
さぁ、次のお家は・・・」
ナレーション:
「やがて、白々と夜が明けるころ、シャルルは最後のお家を訪ねました。
そう、自分のお家で眠っているエトの所です。」
シャルル:
「エト・・・さぁ、エトにプレゼントをしなくっちゃ」
エト:
「ん?う~ん・・・
あれっ?誰かいるの?」
ナレーション:
「そのときエトが目を覚ましてしまいました。
目の見えないエトはそこに誰がいるのかわかりません。」
シャルル:
「や、やぁ
こんばんわ、エト。」
エト:
「サンタさん?サンタさんだね。」
シャルル:
「あぁ、そうだよ。
さて、エトは何がほしいのかね?」
エト:
「ボクへのプレゼント、それはね・・・」
シャルル:
「それは?」
エト:
「ボクが消えてしまうこと。」シャルル:
「えっ?どうしてそんなことを。」
エト:
「ボクね、このお家の人み~んな大好きなんだ。
でも、ボクの目が見えないせいでシャルに迷惑をかけちゃったんだ。」
シャルル:
「迷惑?」
エト:
「うん、シャルはボクのせいでプロポーズを断ったんだよ。
ボクはシャルに幸せになってほしいのに。
ボク、もうこれ以上シャルの重荷になりたくないんだ!」
シャルル:
「エト・・・」
エト:
「だからお願いサンタさん!
どうか、こんなボクを消してください!ボクへのプレゼントは
ボクが消えること。そして、
シャルがずっと幸せであり続けること。それがボクがほしいプレゼントです。」
シャルル:
「エト・・・どうして、エトがそんなことを思っていたなんて。」
エト:
「サ、サンタさん?」
シャルル:
「残念だけど、エトへのプレゼントはないんだよ。
だって、シャルの大切なエトが消えてしまうから。」
エト:
「え?」
シャルル:
「そんな魔法・・・そんな魔法使えないよ!
エト、彼女はあなたが好き。
重荷だなんて思ってない。
プロポーズを断ったのも、あなたが好きだから。
エトのそばを離れたくないから。だからお願い!
そんなほしいプレゼントなんて願わないで!」
エト:
「サンタさん?」
シャルル:
「うぅ・・・うぅ・・・」
ナレーション:
「エトとシャルルは抱き合いました。
その時!」
エト:
「明るい、眩しいよ。
でも、なんて暖かい光。」
シャルル:
「エト?」
エト:
「見える!」
シャルル:
「え?」
エト:
「サンタさん、ううん、シャルの顔が見えるよ。」
シャルル:
「エト!」
ナレーション:
「奇跡が起こりました。
エトの目が見えるようになったのです。」
エト:
「ボク・・・見えるよ。
シャルが見える。」
シャルル:
「良かった、エト!!」

ナレーション:
「エトとシャルルの互いに相手を思う気持ちがクリスマスに奇跡を起こしたのです。
クリスマスにシャルルがエトに言いました。
私の幸せは、もう手に入ったのよ、と」
終幕
なんていうブラボーな話しなんだ!さすがは杏の作品ですね。
もちろん、大喝采の拍手。
(途中で、物語に夢中になる由夢)
帰宅後、そんな人形劇話しを聞いて、『行きたかったなぁ・・・』と残念がるさくら。

確かに、音姫なしには最高の人形劇がやらずじまいでしたからね。
音姫のサンタさんがいるというのを聞いて、由夢と義之がイジる。
さくらが外に降る雪を知らせる。
<特別キャスト>
生徒役
小野友樹 疋田高志<次回>
「失望の雪原」

<ひとこと>
本日は
誠鉄道をご利用いただきありがとうございます!
今回はク・リ・パな話でした。
前半は由夢、後半は人形劇でした。
それにしても、人形劇をフルで書いたため疲れてましたw
それなんですが、エトと書いてますが『エド』にも聞こえるんですよ。
どっちかね~。
小恋のまさかのアクシデントを代役音姫とか仕組まれた感じでなんか良かった。
<余談>
ええと~、1話以来ずっ~とななかが出ないのはなぜなんだろうか
もしかして、茅原さんが他アニメに引っ張りだこだとか?
とにかく、セリフ一つないのはいかがだろうか。
ま、5話には出てるので。
<Webラジオ>
「初音島日記」D.C.Ⅱの頃からず~っとやっております
パーソナリティーは義之役の浅沼さんと小恋役の南條さんでしたが・・・お役目御免とばかりに南條さんのかわりに音姫役の高垣さんが引き継いでます
お時間があったらどぞ~
→引継ぎ時の3人でのラジオの高垣さんのテンションには負けたw
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